第1話「スラッシュの帽子のナゾ」

ホッケーゲームの国歌の演奏から、先日のスーパー・ボウルのサプライズ出演と最近スラシュずいている。
スラッシュといえば最近ちょい気になる事がある。2010春、 驚きのニューアルバム”SLASH”をリリースしたスラッシュ、なにが驚きかって?簡潔明瞭なタイトルに加えてボーカルが全員違うんだぜ!レインボーじゃないんだぜ。
レミー、オジー、M. シャドウズ。そうそうたるメンツのこのアルバム、もちろん出来はサイコー!その後北米ツアーのおまけ付き。
さっそく初日チケットをゲットしたボク。チケットに刻印されたツアー名はアルバムの最後の曲と同じく’’ウィー・アー・オール・ゴナ・ダイ”ツアー。なんてわかりやすい人なんだ!ツアーの皮切りはライブの殿堂”ハウス・オブ・ブルース”、ここカリフォルニアには5件くらいある大きなライブハウスだ。
”ハード・ロック・カフェ”のライバル店みたいなものだと思ってくれ。ほとんど立ち見席だが、もちろん酒が飲めるしダンスも出来る。
カミさんとかなり早めに入場して場所取りだ!出来るだけステージ近く、そして右寄り。スラッシュは必ずステージ右側で弾くはずだ!
さあ、さっそく開演、オープニングはニューアルバムと同じく”ゴースト”、ボーカルは、ニューアルバムにも参加したマイルス・ケネディ。
今回のツアーは彼がメインボーカルとの事だ。そしてトレードマークの大きな帽子にサングラス、ギブソン・レス・ポールを携えて、スラッシュの登場。相変わらずクールだ。最後に彼の演奏を見たのは1992年のガンズの東京ドーム。ってことは20年ぶり?
ボクの読み通りステージ右寄りで演奏を始めたスラッシュ。
マーシャルアンプのキャビネットにはお約束のスラッシュのロゴ、
足下には彼のお気に入りの、赤いシグネーチャー・ワウ・ペダル。
ニューアルバムツアーといっても、ガンズ時代の曲を演ると盛りあがる。
”ナイトレイン” “ウエルカム・トゥー・ザ・ジャングル”,
そしてボクの大好きな”スィート・チャイルド・オー・マイン”
この曲はカリフォルニアの青空がよく似合う。
青空じゃないが、ライブハウスのスクリーンライトに
照らし出されるスラッシュの大きな帽子の影、サイコーだね!
その時スラッシュの汗が飛び散る、”Slash Wet Zone”で狂気乱舞していたカミさんが動きを止めて、ふとつぶやいた。
「どうしてズレないんだスラッシュの帽子?」
その後のイタリア公演で,スラッシュがよっぱらった観客に襲われるという珍事があった。Y-Tubeの動画をみると、上半身裸のデブが舞台袖から飛び出して、いきなり演奏中のスラッシュに抱きつこうとしていた。
この時の彼の身のかわしは素早かったが、激しい動きの中でも
その帽子は微動だにしない。スーパー・ボウルでのファーギーとの競演は、彼女がアルバム曲”ビューティフル・デンジャラス”を歌ったからだろうが、そのビデオの中で彼はファーギーに襲われている。ベッドに縛りつけられ彼女にのしかかられているのだが、帽子をかぶったままだし、帽子は枕の上でも動かない。どーゆー構造なんだろう?髪と一体化されてるのか?
半分に割られているのか?他にバージョンはあるのか?すごく気になるー!
読者様のなかにスラッシュ関係者さんいらっしゃいましたら、乞う御一報!
じゃあ、またな!

Letters-From_Slash